特定健康診査とは
特定健康診査とは、主にメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の観点から、生活習慣病の有無を調べる健康診断です。近年、日本では高齢化や食事習慣の欧米化に伴い、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病が増加傾向にあります。これらの生活習慣病は、初期の段階では自覚症状に乏しいために、気づかないうちに発症・進行していることが多く見られる上、放置すると、脳卒中や心筋梗塞などの重篤な病気を合併する恐れもあり、注意が必要です。
そのため、特定健康診査では各種検査を実施し、生活習慣病のリスク判定を行います。また、検査の結果にて、生活習慣病の疑いがある場合や、生活習慣病予備軍と診断された場合は、治療や予防のための生活習慣の改善指導も合わせて行います。
メタボリックシンドロームの診断基準
日本におけるメタボリックシンドロームの診断基準は、内臓脂肪量とその他の健康状態によって定められています。具体的には、ウエスト周囲径が男性の場合で85cm以上、女性の場合で90cm以上の場合で、かつ高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つが該当する場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。
必要項目 | (内臓脂肪蓄積) ウエスト周囲径* |
男性 ≥ 85cm 女性 ≥ 90cm |
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選択項目 3項目のうち 2項目以上 |
1 | 高トリグリセリド血症 かつ/または 低HDLコレステロール血症 または/服薬治療中 |
≥ 150mg/dL < 40mg/dL |
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2 | 収縮期(最大)血圧 かつ/または 拡張期(最小)血圧 または/服薬治療中 |
≥ 130mmHg ≥ 85mmHg |
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3 | 空腹時高血糖 または/服薬治療中 |
≥ 110mg/dL 空腹でない場合 HbA1c(NGSP)≥6.0% |
特定健康診査の対象になる方
- 町田市国民健康保険に加入している40歳(年度内に40歳になる方も含む)から74歳の方
- 後期高齢者医療制度被保険者の方
- 40歳以上の生活保護、又は中国残留邦人等支援給付受給者の方
- 18歳以上39歳以下で町田市に住民票があり、職場や学校で健診機会がない方
特定健康診査項目
必須項目
- 健康質問(服薬歴・喫煙歴)
- 身体計測(身長・体重・BMI・腹囲)
- 理学的検査(身体診察)
- 血圧測定
- 尿検査(尿糖・尿蛋白)
- 血液検査
- 脂質(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール)
- 糖代謝(空腹時血糖またはHbA1c)
- 肝機能(GOT・GPT・γ-GTP)
以下の項目は医師が必要と認める場合に実施
- 貧血検査(赤血球数・血色素量・ヘマトクリット値)
- 心電図検査
- 眼底検査
- 腎尿路系
特定健康診査の受け方
持ち物
- 受診券(対象の方には地域から受診券を送付されます)
- 保険者証・医療証
受診の流れ
1加入している医療保険から登録している住所に受診券が届きます。
2受診のご予約をしていただきます。なお、ご予約はホームページもしくは直接お電話などでお願いします。
3検査当日は受診券や健康保険証など必要な物を忘れずに持参してください。
受付後、順番が来ましたら受診となります。
4検査結果は、後日受診者のご自宅に郵送いたします。
特定健康診査に関する注意点
- 検査前は、10時間以上食事を取らないようお願いします。検査直前に食事を取ってしまうと、血糖値などの検査結果の精度が低下して、正しい検査結果が示されない恐れがあります。なお、水分補給に関しては、直前でも問題ありませんが、水や薄いお茶などの糖分やアルコールを含まないもので行うようにしてください。
- 現在通院中の方でも受診は可能ですが、事前に主治医にご相談ください。
- 現在入院、入所、妊娠中の方は検査を受けることはできません。あらかじめご了承ください。
- 健診の前日は、激しい運動やアルコールの摂取はお控えください。
- 検査当日に発熱などの風邪の症状が見られる場合は、受診はできません。後日、体調が改善した際に、あらためて受診してください。